産業保健師とは?
産業保健師とは「企業で働く保健師」のことです。
業務内容は主に
・健康診断後の保健指導
・健康講座のセミナー講師
・ほけんだより等の保健活動を推進する活動
などが挙げられます。
イメージとしては企業の保健室の先生というような感じでしょうか。(厳密には少し異なりますが…)
どれくらいの人数がいるの?
事業所(企業など)で働く保健師は3789人で保健師全体の6.8%となっています。(令和2年衛生行政報告例の概況 厚生労働省)
保健師の中でも少数派で、正社員で採用されることも少ないのが現状です。
どんな資格が必要?
産業保健師として必須の資格は「看護師国家資格」、「保健師国家資格」です。
他に持っておくと有利な資格は
・第1種衛生管理者
こちらは保健師資格を持っていれば申請するだけで取得できるのでかなりおススメです。
・パソコン系のスキル
企業で働くうえでパソコンのスキルは必須になるため持っておくと有利です。(やる気を見せる意味でも効果があるかもしれません。)
私自身はMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を取得しており、就職するうえで少しは役に立ったのではないかと考えています。
・産業カウンセラー
こちらは一般社団法人 産業カウンセラー協会の民間資格になります。
試験内容には学科試験と実技試験があり、実践的な内容となっているため、取得していると産業保健師として面談するうえで有効な資格だといわれています。
また、受験するのに様々な受験資格が必要なため産業保健師への本気度を伝えることも期待できます。
・メンタルヘルスマネジメント検定
こちらは大阪商工会議所が発行する公的資格です。
Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種があり、セルフケアからマスターコースまであり、近年注目されているメンタルヘルスに関する知識を得ることができます。
どうやって求人を見つけるの?
基本的には自身で探すのが主になります。
おススメは様々なサイトやエージェントに登録し、たくさんの求人情報を得ることです。
サイトなどによって出てくる求人が異なったり、エージェントによって得意不得意があるためたくさん登録してみることをお勧めします。
ちなみに私自身も3~4個の転職エージェント、2~3個の転職サイトに登録していました。
・Indeed
・eナースセンター(eナースセンター―都道府県看護協会による無料職業紹介事業― (nurse-center.net))
・看護のお仕事
・ナースエージェント
また、産業保健師は経験年数1年以上を応募条件にしていることが多いため、「産業保健師経験がなければ無理だ…」と諦めてしまう方も多いかと思います。
私はあまりそこの応募条件を気にせずに応募していました笑
とにかく数で勝負し、面接してもらうことが重要だと考えています!
そのためダメもとで応募してみるのもいいかもしれません。
また、行政保健師を数年することで産業保健師の求人に通りやすくなるということも聞いたことがあるため、いったん行政保健師になることもありかなと思います。
いつ求人が出るの?
主に前の産業保健師が辞めることが決まってから求人を出すことが多いので、入職の2~3か月前が多いです。
そのため4月入職はなかなか厳しいですが、あることはあるので諦めずに根気よく探すことが重要です!
産業保健師は枠が狭いうえにあまり求人が出ないため、厳しい戦いになりますが常にアンテナを張って情報を自ら得に行くことが大切だと思います!
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