保健師看護師どっちがいいの?/看護師のメリットデメリット編

そもそも看護師と保健師の違いは?

看護師は保健師助産師看護師法によって「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくは褥婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者」と定義されています。

また、保健師は同法によって「厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者」と定義されています。

なんだかわかりづらいと思います…

イメージとしては

看護師→すでに病気になった人に対して医師の指示のもとに治療の補助をし、患者に元気になってもらえるように支援する人のこと、というイメージ

保健師→まだ病気になっていない人に対して指導を行い、元気な期間を延ばしてもらおうと働きかける人、というイメージ

要するに

看護師は病気の人を治療する

保健師は元気な人に指導して病気になるのを予防する

ということです。少しイメージがついたのではないでしょうか?

看護師のメリットや長所

  • 初任給が比較的高い

公益社団法人看護協会の2018年度のデータによると

高卒+3年課程卒(専門学校など)の新卒看護師の初任給の平均値は26万3551円、中央値は26万4200円でした。(総支給額)

大卒の新卒看護師の初任給の平均値は27万1381円、中央値は27万2072円となっていました。

厚生労働省の2018年度のデータによると

高専、短大卒の新卒の初任給の平均値は18万3900円

大卒の平均値は21万200円でした。

こう見るとかなりもらっているように見えますが大体が夜勤ありきであること、配属してすぐに即戦力として働くことを考慮すると…

何とも言えないですね…

  • 国家資格であり、職が見つかりやすい

看護師は国家資格であり、一度取れば更新なしで履歴書に書くことができ、病院、クリニック、健診センターなど自分に合った仕事内容を選択することができます。

  • やりがいがある

対人の仕事であり、患者さんから感謝の言葉を伝えられることが多いことや、患者さんが元気になっていく姿を見ると「この仕事をやっていて良かったな」と感じることは多いです。

  • シフト制のためある程度休みを希望できる

平日休みにできるため、観光地や人気のお店が空いている時期を狙って休みを取ることも可能です。

人によっては有給休暇や公休を組み合わせて1週間以上休んで海外旅行に行ったりしていました。

看護師のデメリットや短所

  • 身体的にハード

病院勤務だと夜勤はほぼ必須で勤務時間はだいたい16時から次の日の9時くらいまで

しかし、病院によっては14時くらいから情報収集(患者の情報や今日の処置内容など)して、次の日の12時くらいまで残業…なんて話もざらにあります…

もちろん夜勤中に仮眠休憩もありますが2時間程度となっており、業務が残っていたりすると2時間も取れずほぼ仮眠ができないなんてこともあります…

また、勤務時間内は基本的に座れず常に走り回っているということがほとんどです。

看護師は体が資本ということは間違いないですね。

  • 精神的にもハード

職業柄患者さんの死に目に会うことは多く、バーンアウトのような状態になってしまう人も少ないないです。※バーンアウト…燃え尽き症候群とも呼ばれ、意欲を失い、社会に適応できなくなることを言う。(厚生労働省より)

また、ミスが生命に直結することがあります。

看護師は精神的にかなり強いというイメージが世間一般的にあると思いますが、強くならざるを得ない、または、強い人でないと続けられないというほうが正しいのかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか。

他にもメリットデメリットはたくさんあるかもしれないので教えてくれると嬉しいです。

次回は保健師のメリットデメリットについて解説していきます。

看護師よりも知名度が低く、知らない方も多いと思いますが

看護師と同じくらいとても大事な仕事なのでぜひ読んでみてください。

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